[WinServer2003/2008] iSCSIからシステムを起動すると、iSCSI Targetとの通信にiSCSI Bootで指定されたゲートウェイを常に使う

KB960104: If you start a system from iSCSI, the gateway specified in the iSCSI Boot solution will always be used by Windows to communicate with the iSCSI Target

対象
・Microsoft Windows Server 2003
・Windows Server 2008
現象
 iSCSI Boot InitiatorとiSCSI Bootを使って起動すると、ブートドライブを持つiSCSI Targetに対し、iSCSI Bootで指定されたゲートウェイを常に使います。仮に、iSCSI Targetに直接接続(on-link)出来たり、iSCSI Boot NICとの接続が確立している場合でも、です。
原因
 起動する間に、iSCSI Boot InitiatorがiSCSI Targetに対し静的な(固定の)通信ルートを作成するためです。これは削除できないシステムクリティカルなルートです。ゲートウェイが必要ない場合でも、常にこのルートを使います。
解決策

 iSCSI Boot環境下では、iSCSI通信用のNICを用意し、サーバ・コンピュータとの通信には別のNICを用いることが最適です。iSCSI Boot NICはiSCSI Targetとの通信のみに使うべきです。

 このNICは、最も効率的なネットワーク経路を使うように設定してください。例えば、iSCSI Targetに接続する必要のないゲートウェイは、iSCSI Bootの選択肢として指定するべきではありません。正しく指定すれば、ゲートウェイを通る不必要なトラフィックを無くすことが出来ます。

 iSCSI Boot Initiatorは、Boot NICのTCP/IP設定で指定したデフォルトゲートウェイを使用しません。デフォルトゲートウェイは、分離したネットワーク間をまたぐ時に使われます。iSCSI Boot Initiatorが指定するゲートウェイは最優先されます。

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