ディスク異常のときの診断フローチャート

2009/3/10 20:00
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対象

方法

  • 必ず上から順にやっていく
  • 結果が確定したらそれに進む。

1. 認識されるかどうかを診断する

  • 起動直前~起動中に止まるときは:
    • “NTLDR is missing”"Missing operating system”と出る場合、結果は“b. 一部読み取り可”とします。
    • そうしたメッセージが出ない場合、次へ進みます。
  • BIOSの表示をみる(※一部機種のみ可能)
    • 装置名が”None”と表示される場合、結果は”a. まったく認識されない“とします。
    • 装置名が正しく表示される場合は、次へ進みます。

2. LiveCD/LiveUSB(Linux)から、認識状況を調べる

  • ある程度 Linux の知識が必要になります。
  • KNOPPIX、INSERT、SLAX(SLAX-ja)などを使い、CDやUSBメモリから起動して確認する方法です。
    • S.M.A.R.T.の値を調べるには、KNOPPIXやINSERTが必要です(SLAX-jaには入っていません)。
  • シェルを起動し、rootになって “fdisk -l” を実行します。
    • パーティションテーブル(ドライブの一覧)が表示されます。
    • ハードディスクの総容量などが表示される場合、結果は“b. 一部読み取り可”とします。
    • まったく表示されない場合、結果は”a. まったく認識されない“とします。
      (※古いバージョンのLinuxではSATAドライブを認識しませんのでご注意ください)

a. まったく認識されない

  • ハードディスクの電源ケーブル、信号ケーブルが接続されているか確認します。
  • ハードディスクの物理的な故障の可能性が高いです。
    • 「ウィーン カツッ カツッ ヒューン…」「ウィーン ヒューン… ウィーン ヒューン…」のように、起動・読み取り・停止を繰り返すような音が聞こえる。
    • 異音がする。
    • 回転音がまったく聞こえない。

b. 一部読み取り可

  • ハードディスクの電源ケーブル、信号ケーブルが接続されているか確認します。
  • ハードディスクに物理的な異常が発生している可能性があります。
    • ある決まったタイミング、決まったファイルで「カチッ カチッ カチッ」と音が鳴る場合、ハードディスクの故障です
    • LiveCD/LiveUSBを使うことで、異常を確認できる場合があります。
  • ハードディスクに論理的な異常が発生している可能性があります。

+1. LiveCD/LiveUSB(Linux) で、異常を確かめる

  • KNOPPIXやINSERTを用意します。
  • SATAハードディスクなどでは動作しないことがあります。
  • シェルを起動し、rootになって “fdisk -l” を実行します。
    • ハードディスクのデバイス名を確認します(例: /dev/hda, /dev/sda etc…)。
  • rootのまま “smartctl -a デバイス名” を実行します。
    • SATAの場合、 “smartctl -a -d ata デバイス名” かもしれません。
    • リスト表示される箇所の”ATTRIBUTE_NAME“と”RAW_VALUE“をみます。
    • “Current_Pending_Sector”が”1″以上ある
      • 高確率で故障です。ハードディスクに不良セクタがあり、もはや正常に使うことは困難です。
      • 可能であれば直ちにバックアップを取りましょう。
      • ディスクチェック(フル)を行うと解消する場合がありますが、ごくまれです。
    • “Offline_Uncorrectable”"Reallocated_Sector_Ct”のどちらかが”5~10″以上ある
      • 故障寸前です。ハードディスクに不良セクタがあります。
      • 可能であれば直ちにバックアップを取りましょう。
    • とくに異常がなく、ハードディスクの異音等も発生していない場合は、論理的な異常です。「“パソコンが起動しない”ときの診断フローチャート」に戻ってください。
  • KNOPPIXでは、読み取り可能なハードディスクパーティションは自動的にマウント(読み取れる状態に)されます。
  • マウントされたものは、デスクトップ上にハードディスクのアイコンが表示されます。
    • 故障寸前の状態でも、一部データは読み取れることがあります。
    • 可能な限りバックアップを取りましょう。
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